mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

白血病(FeLV)騒動

白血病騒動のその後ですが、チビトラと同居の3匹に続き、トッピー、コケミ、チュルオの3匹も受診の機会に検査した結果、幸い3匹とも白血病は陰性でした。18才になるトッピーは最近痩せて来た、8才になるコケミちゃんは水をいっぱい飲む、チュルオは前回私にどつかれて以降何だか元気がない、、、とそれぞれ健康不安があったのです。それについては3匹とも外部検査機関に出す血液検査の結果待ち。

白血病は恐ろしいです。見た目急激な変化は見えず、しかし絶望的に不可逆的な病変が進行し、更に周りの子達に感染して行きます。30年程昔、拾った1匹の子猫からの感染で1、2年の間に当時飼っていた5匹全員が発病して死んでしまいました。白血病ウイルスの感染力は弱い、と言う記述も多いですが、私の経験ではケンカで広がる猫エイズ(FIV)より感染力があると思っています。何の知識もなかった当時、家の中の水飲み場は1ヶ所だけだったので覿面でした。その上当時の高齢の獣医師は歯茎から出血しているその子について「ビタミン剤をやって下さい」との診断。私が思わず「白血病でしょうか?」と言ったのに。当時猫の白血病について余り知識はなく、ドラマ等で見る人間の白血病から連想して訊いて見ただけでしたが、大昔に資格を取った獣医師は猫の白血病なんて学んでなかったんだろう。その後、若い獣医師によって白血病と診断されましたが、時既に遅過ぎました。

それ以降、保護した猫の中に白血病キャリアの子が数匹いましたが、みんな1、2年で死んでしまった。1年以上家出してフラッと帰って来たリカちゃんは血液検査で白血病陽性、しかし大人になってからの感染だったからか、結果的に兄弟のゴローちゃんや他の多くの子達より長生きしましたが、生涯たった一人の部屋で隔離生活、口内炎、尿漏れなどの症状に長い間苦しめられました。白血病FIPと並んで憎んでも憎みきれない病気です。

50年程も昔、朝日新聞で「猫T細胞白血病(?)が増えている」と言う記事を読んだ頃には猫は飼っていなくて、まさか今日に至ってこれ程の被害を被るとは夢にも思いませんでした。捨て猫を保護したらどうか必ずウイルス検査を。ワクチンまでは無理でも検査だけは。今は4,000円程で、エイズ白血病の両方が調べられます。(簡易検査なので絶対正確とは言い切れないけど) そして不幸にして残念な結果が出ても、何とかその子の一生をしっかり見守ってやって下さい。このウイルスを地上から抹殺せねば。

 

気がつくともうネムノキに花が。高い所に咲いているので下から見上げても見えなかった。下の道端に自生している木は既に満開になっているのですが、栄養不良からか色が褪せてる感じ、うちの木は若いし肥料もやってるので色鮮やかで綺麗です。

3、4年実がならなかったスモモに肥料だけは与えていたら今年は少ないけど実が生りました。甘いです。