mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

ニワゼキショウ 佐川のこと ⑥

立夏も過ぎて気がつけば卯の花が咲いていました。テイカカズラにもいっぱい蕾が。

 

佐川の思い出と言うとテイカカズラと共に真っ先に浮かぶのがニワゼキショウです。この名前も長い間探し求めていたものでした。本当に今では写真撮ったらすぐ分かる時代。これも大いに牧野博士のお蔭でしょう。

今うちの庭にはまだ見当たりません。これは去年の写真。他にも白地に紫のスジの入ったもの、青いものがあります。佐川で初めて見たのは青かった。

花も清楚でいじらしいですが何と言っても印象的なのは蕾。小さい鈴の様な丸い玉がいっぱいついて、揺らすと小刻みに揺れる様はでんでん太鼓の様です。佐川では花が綺麗に開いているのは早朝だけ、昼になると萎んでうなだれていた、と言う記憶があります。なので初夏の朝は目が覚めると真っ先に田んぼの間の小道を車道まで60m程走って、路肩に生えているこの花を覗き込むのが日課でした。

日当たりの良い荒地が好きらしく大阪中之島のど真ん中の空き地でもいっぱい見ました。今年まだ姿が見えないのは他の雑草が茂り過ぎているから?