mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

佐川のこと ④ テイカカズラ

チュルオの目は10日間キチンと点眼を続け、無事完治しました。10日間の監禁にも慣れて大人しくしていましたが、昨日病院から帰った後外へ出して思いっきり遊ばせてやりました。

連休始まったけど今年は人生で一番なーんの予定もない連休です。4月、いや1月から連日何やかんや忙しい用事の連続で、息抜きや休養を考える気分ではありません。時間やゆとりより一番ないのはお金?このところの物価上昇で、これまた人生初めて真剣に生活費を見直す毎日です。オイルショック以来の恐ろしいばかりの物価急上昇、特にキャットフードが強気の値上げ、1.5〜2倍程まで上がったんじゃないか?皆さんの大好きなパウチを買い控えるしかない。これでは養いきれずに捨て猫が急増するのでは、、、。ペットを置き去りにして避難しなければならなかったウクライナの人々の悲劇は、回り回って世界中に波及して来た。たった一人のせいで人類のみならず地球全体に大きな災難が。

 

毎日の猫の世話も時間に追われる中、つい遊んでしまいました。

今、テイカカズラの真っ赤な紅葉の落ち葉が猫小屋の通路にいっぱい落ちています。何と魅力的な唇。

もとの蔦はこういう姿。これは地面から生えているのではなく上の木に絡んだものが垂れ下がっているのです。

そのまた幼少の頃の姿はこんなに可愛い。長さ1cm内外の極小の葉っぱの中にも真っ赤に紅葉したものが混じっています。

 

テイカカズラ、この名前を知りたくてたまらなかった子供の頃。調べる手段は植物図鑑しかない時代。

佐川で家の裏の石垣をびっしりと覆っていた夥しい真っ赤な小さい葉っぱに4、5歳の頃すっかり夢中になって、何枚か宝石の様に大事に手に握って持って帰り、飽きることなく眺めていたものでした。その後海辺の町や大阪に引越して以来、何十年も見かけることはなく幻の植物になっていましたが、今周りの至る所に生い茂っています。

ただ佐川のテイカカズラは幼少の葉でも真っ赤に紅葉したものがもっといっぱいあって、その可愛く美しい姿のインパクトは比類もない。偉大な植物学者が生まれたのも佐川なればこそだと私は納得。

もうすぐテイカカズラの花が咲きます。ジャスミンに似た色かたちと匂い。テイカカズラの花を見たのはここに引越してからのこと。咲いたら写真をアップします。

テイカカズラと言う名前の由来には恐ろしいまでもの情念が秘められている。その上有毒だそうです。そんなカズラに保育園児の頃から魅了された自分が怖い、、、。