一体どんな奴が発案しているのか、顔が見たい、いや、新聞の記事でも署名入りということがあるのだから、法案や制度も発案者の個人名を明示し、幾久しく歴史に留めるべきではないかと思う。公務員なら写真入りで。
後期高齢者保険のことです。いっそ末期高齢者と言い換えれば？
そもそも団塊の世代の大量高齢化を睨んで介護保険制度なるものをひねりだし、それでもまだ甘いとばかりに今度のこの保険。
まさか同世代の人間の発案ではあるまいな。きっともう少し若い奴らだわ。でないとこんな非情なことを思いつくはずがない。
結婚式も葬式も大体一生に一度のことだから、値段ぼったくられても唯々諾々と従うのと同じく、年を取るのも後にも先にも一度きりのこと、自分が直面するまで理解できない。
かくいう私だって２０代の頃には４０歳といえばもう高齢者だと思っていたものです。その実、心の中は青春時代と何一つ変わってない７０、８０代も大勢いるのに。知恵は大いについているけど。
前にも書いた気がしますが、学生時代、「三国志」を読んでいて、しょっちゅう出てくる「民の怨嗟の声」という言葉、高度経済成長のまっただ中では全然別世界のことのように実感なかったんですが、気がつけば今まさにその通りの世の中に。長生きはしたくないねぇ。
