mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

徘徊猫さんのプチ家出

黙っていましたが、多分7日の夜から始まって昨日の朝まで、徘徊猫さんが行方不明でした。
猫の館の解体工事関係での出入りもあり、徘徊猫さんが外に出ないようにとの気配りはとても大変でした。その上シェフが何度言っても開けっ放しにしてしまうし。(しまりがないので^^;)

今回の脱出は、しかしシェフのせいだかどうだか。このところ雨が降らないので乾燥ため、引き戸がスルスルとよくスライドするので、他の子がこじ開けて出たあと、徘徊猫さんも便乗脱出したのかも知れません。とにかく8日の昼に気付いた時には引き戸が猫の体の分だけ開いていて、徘徊猫さんの姿は消えていました。

今まで実は4、5回、脱出したことがありました。足はヨロヨロヨボヨボだし、耳は遠いみたいだし、てんかん持ちだし、なのに必ずいつもまっしぐらに前の県道を渡ろうとするので、交通事故に遭う確率すごく高い。それでも過去4、5回は全て2日以内に無事戻って来たのです。徘徊はするけど家は覚えているみたい。それにまるで忍術のように車をスルリとよけて、時にはキキーッと急ブレーキを踏ませて、自分は何事もなかったかのように向こう岸にたどり着く、何というか神通力のある猫です。

なので心の中で今回も奇跡の生還を信じる部分もあったのですが、ひょっとしていよいよ死期を悟っての覚悟の家出では?という気もしなくもなく...
3日目あたりから日に一回、近所を名前を呼んで回りました。暑い中、フラフラになります。

帰って来た日の前の晩はシェフと二人で探しに行き、当日の早朝はシェフ1人で回ってみたそうです。これが奏効したのかも知れません。

徘徊猫さんは猫の館の(外から自由に出入りできるようにしてある)一階でゆうゆうと横たわっていました。目があった時、一瞬誰だか分からなくて、私はまるで見知らぬノラ猫を見るような目で見つめてしまい、徘徊猫さんもいてはならない場所にいるのを見つかったノラ猫そのもの、年よりずっと若く精悍な顔つきをしていて、さすがの私も一瞬見間違ったのも頷けます。猫の館のあまりの暑さにぷっつんして出て行ったのかも知れません。出来れば来年の夏は涼しい山で過ごさせてやりたいです。

ともかくこの夏悲しい思い出が出来なくてよかったです。神に感謝。