mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

加藤九段の事件

他人事ではないと気になっていたのですが...

猫にエサをやるなという判決を出せる裁判官は本心なのか苦渋の選択なのか。判決の後に異例の訓示なんかはなかったのか。人間の裁判所は所詮人間の利益しか守らないものなんだ。

原告の人たちは猫が飢え死にする姿を最後まで直視できる自信があるんだなあ。私なら臭かろうが汚かろうが、命と天秤になんかかけられない。

しかし大都会の集合住宅というのはそもそも人間にとってもまともに住める場所じゃない。その鬱憤・ストレスが法律の保護を受けられないノラ猫たちに向けられて、ますます人間社会を殺伐としたものにしていく。そんな場所で猫にエサやりを続けるのも罪作りなこと。猫に対してだけでなく、猫を目の仇にする親を見て育つ子供達はろくな人間になりません。
そんな人たちも根っからの非情な人間ではなく、キャパシティが低いからでしょう。まず自分の快適を確保してからでないと他者を思いやることなどできない。それは生き物の基本なのかも知れないから仕方ない。

飼い猫・外猫が20匹を越えた時点で引っ越しを決意したのもこういう事態を避けたかったからです。幸いうちの場合、敷地・建物が潤沢にあるのでご近所の方はそんな大勢の猫がいるとは気付きません。新入りの子猫たちは夜間外出禁止で育ててますから。不妊去勢手術は全員、オス猫が離れ猫になっても不幸な子猫は生まれません。いつか日本の猫が滅絶危惧種になったら、責任の一端は私にもあります。

猫が見殺しにされる社会は人間にとっても明日は我が身です。捨て猫1匹1匹は歩く「人間の罪」。誰かが助けてやらなければ人類全体が最後の審判を受けることになるでしょう。猫の神様、何とか加藤九段と猫たちをお助け下さい。