mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

魔の一日

3月30日仏滅の日がそろそろ終わる頃、キス魔のマッチャンが交通事故死しました。去勢手術で剃られたお尻の毛もまだ生えそろわないまま、満一歳にも満たない命でした。
遠くでお葬式があり、私は朝4時半から深夜0時直前まで丸一日留守をしてして、タクシーで家の前まで着いた時、ヘッドライトが家の真ん前の路肩に倒れている黒猫を照らし...

留守の間子猫たちは出さないようにシェフに言っておいたのに出したのは春の日差しの中遊ばせてやりたいという優しさからだったのでしょうが、出したなら夕方点呼してまた中へ入れてやらなければ。こんな遅くまで外に出たままだったことはないので夜の車道の恐ろしさなど知らなかったマッチャン。私が連日くたくたになって1匹1匹放牧から呼び戻していたことはやはり大事なことだったんですね。あと一本早い列車にしていれば、ひょっとしたら生きているマッチャンを連れ戻せたのかも知れません。私の帰りを道路際まで出て待っていたのかも知れません。

その上天然猫のトムも帰って来ません。臆病なトムはトトロとかジブリAに睨まれてオシッコ漏らしながら逃げて行ったのかも。ずっと前まだとっても小さい時にも丸一日以上帰って来なかったこともあるので、そのうち無事帰って来てくれるかも知れません。

せっかく大事に育てた2匹の真っ黒なオス猫。1匹が死んでしまって1匹は行方不明。たった一日の私の留守の間に。

マッチャンはもしかしたらその日お葬式だった叔父を慰めるために後を追って行ってくれたのかも知れないと考えるしかありません。