mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

再び左足ブレーキについて

以前書いた私が左足ブレーキ派だという記事、最近時々閲覧数が増える日があり、コメントも頂いてます。

アメリカだかヨーロッパだかでは州とか教習所によって左足ブレーキで教えるところがあるとか、最初に自分はどちらにするのか自由に選ばせ、選んだ足をずっと貫くように教えるとかいう記事が検索で上がって来るので世界的に見て必ずしも異教徒のように排斥されるものではないのではないでしょうか。レーサーは左足ブレーキだそうですし。

左足ブレーキは私にとって本能が選択した安全な方法ですが、右足で不安を感じない人に押しつける気はありません。脳や筋肉は人それぞれなので、自分にとってより安全確実な方法を採用すればいいと思います。
但し車の構造によっては左足には不向きな場合があるので、購入の際に十分確認する必要がありますね。

左足反対の理由として必ずと言っていいほど挙げられるのが「左足では踏む力の微妙なコントロールが出来ない」「急ブレーキになる」というものですが、世の中には左右の足の筋力・脳からの指令に全く差のない人も結構いるのです。
自転車のハンドルを片手で持つ時、右利きなのにフラフラ揺れるのは右手で、左手だと不思議と安定走行できるという経験ありませんか。左手が鈍くて動かないから、ではありません。もしそうならすぐにバランスを崩して倒れてしまうでしょう。左手には微妙なハンドルのブレを感知して安定したバランスを保つ能力があるからではないでしょうか。右利きの人の左半身は無能である、と決めつけるのはもったいな過ぎます。

「危うく新聞沙汰」の件は確かに右足ブレーキの人なら起こらない無災害事故です。これは率直に認めます。
当時の状況を正確に思い出した結果、あれは単なる「寝ぼけ」と、うっかりクラクションを鳴らして驚いたことによるもので、右足ブレーキだったとしても一旦足がブレーキから離れてしまっていれば次にはアクセルを踏んでいたかも知れません。
寝ぼけた頭(あるいはパニクッた頭)ではブレーキの位置を右足で探るより「右はゴー、左はストップ」の体に染み付いた習性の方が確実です。
(このバカな事件は自宅駐車場内で起こったことです。公道に停車していた時ではありませんので念のため)

右にしろ左にしろ、こんなエンジンふかしたまま寝る(!!)という最低のバカなケースは
1.睡眠不足を避ける
2.停車したら即エンジンを切る。ごく短時間ならニュートラルに入れ、必要ならサイドブレーキを踏む
の2点を厳守すれぱ避けられます。横着していた私が悪かった。今では必ずニュートラル、サイドブレーキ、そして停車時には右足を床へつける、を守っています。

今回のプリウス騒動でトヨタは「ブレーキとアクセルを同時に踏んだ場合、ブレーキを優先するシステムにする」と決め、各社も追随するそうですね。「ブレーキ・オーバーライド・システム」と言ってヨーロッパでは既に普及が進んでいるとか。何故今までそうでなかったのかの方が不可解ですが、そうなればいよいよ左足ブレーキの時代到来ではないでしょうか。