mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

ブランド猫詐欺?

例えばですよ、「アメショの仔猫が5匹生まれて3匹はもらい手がついたが2匹のもらい手がなく、このままでは捨てるか処分するかしかないので誰かもらってくれる人はいないだろうか」という話を聞いたら、猫好き(というより猫バカ)なら思わず真剣に考えてしまいますよね。おまけに「血統書だってつけられる」みたいな話。

好きで猫飼ってるんじゃない、可哀想だから仕方なく...というのが建前な我が家の猫バカ夫婦。決してアメショとかペルシャとか、そういう血筋で猫の貴賤を考えることはありませんが、それでもそう聞くと「...欲しいかも」と思ってしまいます。

いえね、一昨日ご近所の親しくしている方がスーパーでたまたま声をかけて話し込んだ人からそういう話を聞いて、その足でうちに声をかけに来られたのです。相手の人のケータイ番号も聞いてきて。

それで電話して「そんな高級猫ならお金を払っても欲しいという人がいるのでは?どうしてももらい手がなくて困っているのなら引き取りますが」(もらって欲しいと言って本音は買って欲しいということではないかと思って)と言うと「お金をもらうどころか、こちらからキャットフード半年分くらい付けてもいい」とのこと。

結局2匹とも引き取ることになって、うちまで連れて来てもらったのですが...

驚くなかれ、何とこれがとんでもない「仲人口」というか何というか、連れて来られたのは何の変哲もない普通のクロネコ。それもシャーシャー言うし、ご面相も悪いけど可愛いとは言えない。

はぁー、参りました。不覚でした。こんな新手の詐欺があろうとは。
そう言えば10年ほど前、今いる2匹の兄妹犬を引き取ることになった時も、飼い主が「もらい手がなければ保健所に持って行くしかない。柴犬だから大きくならない」というのにコロッと騙され、引き取ってみたら、何が柴犬、そこらへんにいっぱいいるここらの土地の犬。散歩が大変なので柴犬なら楽だろうと思ったのに、何が何が、18kgの怪力中型犬にご成長あそばしました。
こういう手を使うのはこの辺りの住人の伝統なのかしら。

仔猫たちに罪はないのだから、雑種だから要らないとは今更言えないし。しかし、普通の猫だったら今でさえ飽和状態の我が家に好き好んで迎え入れるはずはありませんでした。目の前に捨てられているならともかく、人づてに話を聞いただけでは。(そんなことしてたら日本中の捨て猫を引き取ることに。いや、お金さえあればそうしたいですが)

シャーシャー言って机の下に潜り込んで出て来ようとしなかった2匹のクロネコ、スポイドで牛乳を飲ませたら次第に打ち解け始め、丸一日経った頃には部屋の中に出てきておもちゃで遊ぶようになりました。

もうお兄ちゃんお姉ちゃんになってしまった先輩の兄妹猫たちともまだ険悪な仲。ハマちゃん、トッピー、ミッチーたちはシャーシャーと言って寄りつきません。
前途多難...