mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

ボケ進行?

秘かに確信しているのですが、毎日猫の絵ばかり描いているとボケるの早いんじゃないかと。とほほ。そもそも猫と対等に暮らすこと自体、人間社会からの隠遁だし。ボケかボケでないかという判断はあくまでも人間社会の人々が下すものですから。

昨日シェフと二人でスパに行った時のことですが、石けんがいるというシェフのために新しい石けんを持って行ったんですが、いざ男湯女湯に分かれる段になって、シェフの洗面器にその石けんが入ってない。ポケットなどさんざん探してもないので、結局何とかクズ石けんをかき集めて入りました。出てきた後で「石けん、足りた?」と聞いたら、着替えを入れてあった袋に新しいのが入っていたというのです。が、一体何時の間に誰がどうやって、それをそこに入れたのか、二人とも記憶がないのです。こ、こわー。
こういうようなプチ物忘れがこの頃たびたび。危険な兆候ですねー。その行動をしたことそのものを忘れるようになったらもうレッドゾーンだとか。ならイエローを通り越していきなりレッドゾーンですよ。

他にも、たった今まで手に持っていた車のキーを、後部座席でちょっと荷物を整理(何しろごちゃごちゃ積んでるもんで)したら、もうどこに埋もれたか分からないとか、しょっちゅうです。それも「これを忘れるようじゃおしまいだね」と言い聞かせつつ、これですから。

事務処理能力、もともと低かったんですが、これもこの頃全く自信なくしてます。看護師さんなど、一度に大勢の患者さんの命に関わる処置を受け持っていて、よくぞ忘れずにこなしてることだと感心します。

ネットする能力は最後まで残りますように。いやー、そのうち猫絵描くことも忘れてしまうのかなー。

(弓の名人が最後には弓を見てそれが何であるか分からなくなったという中国の故事があったなあと、ネット検索してみたら色々あがってきました。私も猫を見てあれは何という動物だろう、といぶかしがる境地に達しないといけないのかな。あの故事は単なるボケではないか、という意見ももちろんありました^^; 

うちの伯母さんは「ピカソの老年のあの訳の分からん絵は呆けたせいだ」と確信しております。この伯母は兄弟姉妹の中でダントツの頭脳の持ち主なのですが、私が洗濯石けんで髪や体を洗うようになったのは、この人が若い頃、「顔を洗うのはお湯さえ使えば石けんは洗濯石けんでもいいのよ」と言っていたと母から聞いたことが下地になっています。またこの伯母には、「侍が頭の真ん中を剃るのは、ハゲになった老人に対する思いやりだね」という卓見もあります。人間長く生きてると色んなことが見えてくるもんですねー。ちなみにこの人は85歳くらいの今もボケとは無縁。ですが人生の半分くらいは捜し物に費やしたと言っておりました。)