mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

恐るべし、猫の能力

はぁー、ほとほと疲れました。でも大惨事を免れることが出来て天の助けでした。
足かけ3日もの時間を費やして、シェフと二人で茶の介の部屋の窓に金網を取り付けたのです。鉄筋の建物なので窓枠がアルミ。なので苦労しました。

実はあろうことか、4日の夜、気がついたら茶の介が隔離部屋の天窓を破って、建物の内部だけですが、自由に歩き回って、最後には普段トッピーやゲンちゃんが寝床にしているフトンの上で寝ていたのです。
その時、建物内には高齢徘徊猫とミッチーとトッピーがいたのです!!知らない方は意味が分からないでしょうが、茶の介はFIV感染猫なんです!!しかもケンカッ早い。
幸い天気の関係もあり、他の子たちはそれぞれコタツや寝床(段ポール箱)の中や茶の介の寝たのとは別の部屋のフトンの上で熟睡していたようで、ケンカにはならずに済みました。(というか、済んだようです。だれもケガしてないし、毛が飛び散ったりもしてないし)

茶の介は半月ほど前、いままでの座敷からこちらの建物の中の一室に引っ越しさせていたのですが、その部屋と廊下との間の2ヶ所の窓を、一応私が\100ショップの金属網で塞いでおいたのです。高いところ(入り口ドアの上)にある窓にはチャチな網戸があるのですが、そんなもの一発で破られてしまうだろうから、そこにももちろん網をはめ込んでおきました。しかしネジや釘などでしっかり固定はしてなかったんです。何故ならその下には茶の介がのっかって飛び上がるような台になるものはなかったし、床からいきなりドアの上部に飛び上がって、しかもそこにある金網を力任せに引っ張って体をねじ込み、さらにその外にある網戸を枠ごとはずして廊下側へ飛び降りるなどと誰が想像できるでしょうか。
でも、結果としてそれをやったんですね。そこが脱獄できる唯一の場所であるとどうして知ることとなったのか、謎です。じっと下から見上げていて推理したのでしょうか。誰もそこから出入りなどしてないのだし、目で学習したのではないとしたら頭で考えたとしか思えません。
その天窓はシェフに頼んできちんと固定してもらうつもりだったのですが、ついうっかりそのままになっていたのです。またしても私のミス。そのままでも実質的に危険はないと思っていたのです。猫の能力を低く見積っていました。

茶の介には何の罪もありませんが、FIVのウイルスのやつめは茶の介の次の宿主を求めて何かと画策しているはず。気を許してはなりません。