mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

泣いても笑ってももう21時間


注連飾り2008
今年の余すところ。
いやー、とうとうというかやっぱりというか、大掃除も小掃除も全然手をつけず終いでした。
昨日はお世話になった方々に年末のご挨拶まわり(一応人並みに)で走り回って暮れました。

夕方のこと、その挨拶回りの先で道の脇に車を止め、5分ほどで帰って来ると車の真下に何やら黒い影。近づくと走り出たのは猫。ゲンちゃんたちと同じ年頃のきれいな三毛猫で、すらりと長いしっぽをした美猫でした。可哀想に、ゲンちゃんと正反対に痩せています。猫まねして呼んでみても、遠くから時々返事をするだけで姿はみせない。車に常備しているはずの猫缶を探しましたが、遠出する時に降ろしたまま。いざという時役に立たないんですよね、こういうもの。いや、私のせい。
一旦帰って、年越しソバに使った煮干しとか猫缶とか、ビニール袋に詰めて、またとって返すと、何と2匹、ひょっとして3匹?寒風吹きすさぶゴミ箱の影にちょろちょろしていました。こりゃ全然足りません、差し入れ弁当。とりあえず人目に付かないところにそれを置いて、またまた夜中にもう一度山ほどお届けして来ました。
きっといつもはその近くの工場の人たちに食べ物をもらっていたのだろうと思います。ここまで大きくなってるし。それが年末年始のお休みで食べ物にありつけないでいるんでしょう。その上この大寒波。今年生まれたこの子たちにとっては思いも寄らぬ厳しい寒さ。生きていくことがこんなにも辛いものだったとは、と初めて知ったことでしょう。
もちろん連れて帰るのにやぶさかではなかったのですが、呼んでも来ないものはどうしようもありません。
人間たちは暖かい部屋で贅沢な食べ物をいっぱい食べ残して過ごすであろう年末年始、外で震えている猫たちが無事に春を迎えられますように。

写真はシェフが年越しソバを作ってくれている間ちょこちょこっと作った愛車ハマ吉号の注連飾りです。すかさずハマちゃんのチェックが。あやうくミカンを落とされるところでした。
ハマ吉とハマ吉号、私の二大守り神の写真で今年のブログ画像の締めくくりとは、図らずも縁起がいいワイ、です。