mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

梅雨明けの日&種牛処分

昨日夕方、きれいな三日月(というかホントは5日月)と金星が輝いていました。
長い長い雨続きの後の久々の晴れの日、梅雨明けしました。蒸し暑い一日、前の晩ちょっとやむを得ない事情で完徹、朝から寝たいと思っていたのにまたまた事情が出来て寝られず。
その上、猫の館の床をバスタオルにクレゾールつけて大まかに拭き掃除したり、シェフのやり残した大量の洗濯物を片付けたり、徹夜明けなのに信じられない位の重労働、汗だらだら。

1年ぶりに見る夏空、小さい入道雲が連なって山並みの上に浮かび、いよいよ今年の夏本番を告げていました。
涼しいから梅雨が明けなければいいのに、と思っていましたが、やはりカラッと晴れた夏空はいいですねー。

夏は子供の頃の思い出ぼろぼろ。それと大学の頃に学んだ仏教の教えも鮮やかに蘇る。本の知識が蘇るというより、庭を歩くサンダル履きの自分の足もとが、釈尊がインドの大地を歩いた足もとと重なる。草ボウボウの庭として近所から後ろ指指されている足下の地面が数千年の歴史を語る地表としての顔を取り戻し、幼い自分と生前・死後の自分が同居するという不思議な気分になれる季節。大事に過ごしたい季節です。

それにしても宮崎の種牛の殺処分、本当にそれが唯一最善、正しい方法だったんでしょうか。今の医学を以てすれば本当に感染しているのかいないのかは分かるはず。県も支持すれば完全隔離を実施することも不可能ではないはず。それに人間には殆ど感染しないし感染しても症状の軽い病気でしょ。純粋に畜産への経済面の影響から考慮して採られている措置であれば、種牛の保護という経済的理由ももっと対等なレベルで真剣に考慮されるべきではないのかと思う。

法律で決まっているから、というのが最大の理由だったら我々は戦時中から全然進歩していないのでは。理性も感情も科学的にもはっきりNOと言っているのに、お上の命令に黙々と従いホロコーストを推し進めるという歴史の再演。法律なんて政治家が採択可決するもの、つまり素人が決めたものなのに。というと問題発言になるけど、とにかく本当に死に物狂いで真面目に取り組んだ結果の最善の措置なのか、疑問が残ります。「決まってるからやった」だけなんじゃないのか?法律うんぬんでなく獣医師や科学者の人はどう考えているのか知りたい。万一の次回にもまた同じ事を繰り返していいのか。大臣や次官など高級官僚も最低丸一日現場に立ち会わせるべき。真の知恵は現場を見てからでないと生まれない。