mojuniの日記

猫イラストレーターmojuniが遂に手に入れたキャンプの様な山暮らし、時々イラスト

夏の虫3話

夏はまた昆虫の季節でもありますねー。
先日我が家の玄関のドア、閉めると潰れるところに、何と昆虫界のVIP、クワガタがいました。小さいのですが。
猫のおもちゃになっては可哀想なのでとにかくザルの中に保護し、ネットでエサや飼い方を検索し、キュウリとスイカ、砂糖水を与えました。輪切りにしたキュウリの真ん中に穴を掘って砂糖水の水たまりを作ってやると、そこに頭をつっこんで長い間すすっていました。スイカにも長時間抱きつくようにして食べてました。何だか猫にするととっても素直な子になりそう。昆虫にも性格があるんだなーと思います。何年か前、台所でカマキリを飼っていた(と言えるかどうか?)時にもほのかな心の交流を感じました。昆虫に夢中になる人の気持ちも分かるかも。
このクワガタ、ずっと飼い続ける自信ないし、クワガタにもこの夏の人生設計があるだろうと、夜中に最後の晩餐を盛ったまま、ザルのフタを開けて庭の木の近くに置いておきました。明くる朝、日が昇ってから見たら、もうご出立していました。幸せな虫生を送って欲しいです。

知り合いの方が家庭菜園で作る野菜をよく頂くのですが、昨日頂いたものについて来たのか、夜台所の床に緑色の小さなバッタが。捕まえて外に逃がしてやろうとしたのですが、何度も失敗し(すごくすばしっこい)、とうとうゴジャゴジャ物を置いてある隅の方に隠れてしまいました。水も草もないのに...気になります。

昨日の朝から鳴き声が聞こえ始めたばかりのセミ、今朝家の前に一匹が転がっていました。まだ羽が緑色で羽化して間もないと思われます。体に損傷は見あたらないのですがアリが全身にたかり、完全に息絶えていました。踏まないように、前の草原の方に投げて(ひどかったかな)おきました。これから毎晩何匹も猫たちがくわえて家の中に持ち込んで来るようになるのです。やれやれ。

沢山の命が生まれる影には沢山の死があるのですね。夏はそれらの目撃者になる季節。